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2019.04.11 Thursday

『ハリネズミの願い』を読みました

とあるご縁で、娘がネイティブの先生から英会話を習い始めました。
Half the Netherlands Dutch half England British(オランダとイギリスのハーフ)の先生です。
英語のほかにオランダ語も教えてらっしゃるとのこと。
そういえば、わたしはオランダの小説やお話というものを、意識して読んだことがありません。
図書館にあったこちらの本を読んでみました。

『ハリネズミの願い』新潮社
トーン・テレヘン:著  長山さき:訳

 

主人公は孤独なハリネズミ。
家に誰かを招待しようと、招待状を書きますが、誰に出すこともしないまま、
もし本当に誰かが訪ねてきたらどうなるだろう……と
妄想の限りを尽くします。

 

ネガティブな妄想がえんえんと続くので、ハリネズミの精神状態が心配になります。
頭の中で、自分の招待に応じてやってきた動物という動物すべてとうまくいかない
シミュレーションをするハリネズミ。
人によってはいらいらして、途中で投げ出したくなるかもしれません。
わたしはハリネズミの葛藤があまりに面倒なので、逆に最後まで見届けたくなって
読みました。

 

最後は、積み上げてきたモヤモヤが、あっという間にほっとほぐれる終わり方。

 

主体的で積極的なコミュニケーションを偏重する社会に肩透かしを食わせる、
実は爽快なお話でした。

 

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