2020.03.18 Wednesday

『ザ・パーフェクト』を読みました

 

お友達の息子さんで、生きもの好きで飼育も上手、将来の夢は考古学者という、たのもしき中学生の

推し本を読みました。

 

『ザ・パーフェクト』誠文堂新光社

執筆:土屋健

監修:小林快次/櫻井和彦/西村智弘

 

ハドロサウルスという恐竜の全身骨格が発掘されるにいたる経緯が、それに携わった人々の

バイオグラフィを絡めつつ、時系列で紹介されます。

 

収集家による化石の一部の発見に端を発し、

 

化石を標本として保管した博物館員。

恐竜の化石ではないかと指摘した、本書中唯一の女性である古生物学者。

化石標本のクリーニング担当者。発掘を指揮する恐竜研究者。手伝った院生たち。

行政担当者、復元画を手掛けたイラストレーター……

 

さまざまな人物が登場し、化石に関わっていきます。

 

「日本で初めての恐竜の全身骨格発掘」という安定のオチがわかっていながら、読んでいてドキドキ

してしまうのは、これらたくさんの人たちの化石への「本気」が、行間からひしひしと伝わってくるから。

 

化石のはじめは、地層に眠っていた岩の塊でした。

それが、違いのわかる人々の目と手を通し、かつて地上に存在した巨大な生きものの姿を取り戻していきます。

その過程は、奇跡的な配役に成功した一本の映画を観ているようです。

 

じわじわ膨らむ、全身骨格発掘の瞬間への期待。

それに並走する、心打つエピソードの数々。

 

記録でもあり、伝記でもある、特別な読みものだと思いました。

 

よい本を教えていただきました。ありがとうございました!

 

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